JupyterLabでMATLABとRを使えるようにする方法 (2018/9/20 Julia v1.0追加)
背景
自分の主力はPythonだけど,大学院に入ってからMATLABとRを使う機会がかなり増えた. 授業中の演習でJupyterLabを動かせるとメモを取りつつコードも書けて便利だったので環境構築の方法をメモ.
環境
JupyterLabのインストール
最近のAnaconda環境だと標準で入っているっぽい? 入っていないなら下記コマンドでインストールできる.
$ conda install -c conda-forge jupyterlab
OpenCVのインストール
使用頻度が高いのでついでに.下記コマンドでインストールできる.
$ conda install -c conda-forge opencv
JupyterLabからMATLABカーネルを使えるようにする
参考:https://jp.mathworks.com/help/matlab/matlab_external/install-the-matlab-engine-for-python.html
以下のパスは例なので,自分の環境に合わせて変えること.
- Windowsの場合
$ pip install matlab_kernel $ cd C:\Program Files\MATLAB\R2018a\extern\engines\python $ python setup.py install
- Macの場合
$ pip install matlab_kernel $ cd /Applications/MATLAB_R2018a.app/extern/engines/python $ python setup.py install
MATLABをPythonから呼び出す例
Pythonスクリプトと同じディレクトリに以下の内容のファイルmatlab_function.m
を用意しておく.
function out=matlab_function(x) out = x .^ 2; end
MATLABエンジンの起動は以下の通り.
import matlab import matlab.engine eng = matlab.engine.start_matlab()
ファイルを置いておくだけでMATLABの関数を呼び出せるようになる.
for k in range(0, 5): print(eng.matlab_function(k))
出力:
0 1 4 9 16
Numpyのndarrayを渡すときは変換が必要なので注意.
import numpy as np a = np.arange(10, dtype=np.float64) a = matlab.double(a.tolist()) a = eng.matlab_function(a) print(a)
出力:
[[0.0,1.0,4.0,9.0,16.0,25.0,36.0,49.0,64.0,81.0]]
JupyterLabからRを使えるようにする
Rをインストールした後,RのコンソールからIRkernelをインストールすれば良い.
参考:
- Rのインストール R: The R Project for Statistical Computing
- RStudioのインストール Home - RStudio
- Rのコンソール上で以下のコマンドを実行し,Rのカーネル (IRkernel) を入れる
> install.packages('devtools') > devtools::install_github('IRkernel/IRkernel') > IRkernel::installspec()
おわり
追記:JupyterLabからJulia v1.0を使えるようにする
Julia v1.0は以前のバージョンと違って,Pkg.add()
ではなくpkgモードを使う.
ターミナルでjulia
を実行してJuliaを起動した後,]
を打つとpkgモードとなり,
プロンプトが(v1.0) pkg>
のようになるので,そこでadd IJulia
を実行すればOK.