反面教師あり学習

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(旧)反面教師あり学習

Negative Supervised Learning

Overleaf v2上でMetropolisのテーマで日本語のプレゼンテーションを作る方法

やったこと

BeamerのMetropolisのテーマをOverleafで使おうとしたとき, 日本語の挙動が変だったのを解決した.

OverleafとShareLaTeXが合体したらしい

Overleafを少し使ったことあるだけだったけど, 久しぶりに覗いたらエディタがパワーアップしていてびっくりした.

www.overleaf.com

Beamer + Metropolisで日本語のプレゼンテーションを書きたい

プレゼン資料や文書を作るのをGoogleスライドやGoogleドキュメントで作ることが多いけど, 数式の多いプレゼン資料はGoogleスライドだとしんどい感じがするのでLaTeX + Beamerで書きたい気持ちがある.

BeamerのテーマはMetropolisがお気に入りで以前から使っている.

github.com

このテーマのテンプレートはOverleafにも用意されている.

www.overleaf.com

Metropolisのテンプレートをそのまま使おうとすると日本語が表示されない

試しにタイトルだけ以下のように書き換えてコンパイルしてみると,PDFでは日本語が消えているのがわかる.

\title{Metropolisで日本語が使いたいMetropolisで日本語が使いたい}

コンパイル結果:

f:id:eqseqs:20180909212550p:plain

ここまではなんとなく予想がついていたが, 以下の記事を参考にコンパイラLaTeXに変えたりlatexmkrcplatexに変えることで 直そうとしたら今度は別の問題が発生した.

doratex.hatenablog.jp

コンパイル結果:

f:id:eqseqs:20180909213141p:plain

日本語が出るようになった代わりに,

  • タイトルやセクションの下に出ていた黄色いラインが消えた
  • 英字のフォントがFira Sansでなくなっている

流石にこのままではMetropolisを使う嬉しさがなくなってしまう.

結局どうやって解決したか

以下の手順を行うことで解決できた.

(1) コンパイラをXeLaTeXに戻す

(2) latexmkrcを以下のように書き換える (2019/1/24 設定がちょっと変だったのを修正)

$latex = 'xelatex';
$dvipdf = 'xdvipdfmx %O -o %D %S';
$bibtex = "pbibtex %O %B";
$makeindex = "mendex %O -p $D %S";
$pdf_mode = 5;

(3) texファイルのプリアンブルに以下の2行を付け足す

\usepackage{zxjatype}
\usepackage[ipa]{zxjafont}

コンパイル結果:

f:id:eqseqs:20180909213838p:plain

Metropolisで日本語が使えるようになった.